MGH case record Case 21,20072007/07/17 14:54:06

NEJM 357:164-173 July 12, 2007 Number 2

Case 21-2007 — A 58-Year-Old Woman with Headaches, Weakness, and Strokelike Episodes
David M. Greer, M.D., M.A., Enrico Cagliero, M.D., Eric L. Krakauer, M.D., Ph.D., R. Gilberto Gonzalez, M.D., Ph.D., and E. Tessa Hedley-Whyte, M.D.

頭痛、筋力低下、脳卒中様症状を呈する58歳の女性

58歳の女性が、倦怠感および右半身の筋力低下が最近強くなり、頭痛と読字困難を伴うため入院した。過去3年間にも同様のエピソードが生じていたが、その頻度が増し、右半身の筋力低下の残存も認められた。女性には30年来の1型糖尿病歴があり、網膜症、胃不全麻痺を伴う神経障害、腎症、心血管疾患を合併していた。胃不全麻痺の症状は進行し、患者はさらなる治療を拒否して死亡した。剖検が行われた。
剖検は脳だけ。

病理診断は、脳生検までしているが、severe microangiopathy characteristic of diabetic vasculopathy, with multiple cerebral infarct. まあただのlacunar infarction。症状には、DMが大きく関与しているよう。MELASを疑っていろいろしらべているが、結局脳梗塞。鑑別には、進行性白質病変あり、まりりんも入っていた。病気はここまで調べないといけないということ。せめて全身解剖してほしい。

Olfactory Neuroblastoma2007/06/30 14:30:59

Case 20-2007 — An 11-Year-Old Boy with a Calcified Mass in the Nose
NEJM Volume 356, Number 26:2721-2730, June 28, 2007
Michael J. Cunningham, M.D., Derrick T. Lin, M.D., William T. Curry, Jr., M.D., David H. Ebb, M.D., Torunn I. Yock, M.D., M.C.H., Hugh D. Curtin, M.D., and William C. Faquin, M.D., Ph.D.

鼻に石灰化腫瘤を有する男児
11歳の男児が、篩骨洞および鼻の石灰化腫瘤のため受診した。男児には5年間にわたる鼻閉と頭痛の病歴があり、受診の2か月前には、身体診察で右鼻孔に腫瘤が認められ、画像検査により、篩骨洞に生じていると考えられる石灰化腫瘤が明かとなった。

Carbon monoxide intoxication2007/06/14 07:28:14

医者としてはあらゆる疾患にいつでも対応できるようにしておかないといけないが、CO中毒に対する知識はなかったので、機会があったので学習した。

New Eng J Med 339:1603-1608,1998 Ernst A et al. Carbon monoxide poisoning

New Eng J Med 347:1057-1067,2002 Weaver LK et al. Hyperbaric oxygen for acute carbon monoide poisoning

重症例では、選択の余地はないが、症状の軽い例で、高圧酸素療法をするか、しないかが問題のようです。delayed toxicityの発生をどれほどおさえられるかのようです。明確な答えとevidenceはないようですが、とりあえずやっておいた方がよいのでしょうか。

emergencyでまとめて発生した場合には、高圧酸素療法をできる施設が限られているでしょうから、どこまでやるか、一瞬の決断でしょう。

Stroke—prevention is better than cure2007/01/29 21:28:20

Stroke—prevention is better than cure( Editorial)
The Lancet, Volume 369, Number 9558, 27 January 2007, 247

地球上には650億人の人が住み、そのうち1%の人が毎年死んでゆく。おそらく驚くべきことに、1つのdisease―stroke―はこれらの10%を殺して、何百万もの人をdisabledにする。だから5900万人が2007年に脳卒中で死ぬだろう。International Stroke Conference(サンフランシスコ)にあわせて、LancetとLancel Neurologyが特集を組んだ。この5700万人の地球上の脳卒中で1年間に死ぬひとの87%はまともな脳卒中治療を受けられない。

There is little doubt that for stroke, prevention really is better than cure.

外科治療で予防される脳卒中は、このグローバルな見方からすれば、無視してもいいくらいのものでしょう。これはこの特集の前書きにすぎません。今週とどいたLancetは1つ前の号でした。

LancetのStroke特集号2007/01/27 07:55:21

The Lancet, Current Issue, Volume 369, Number 9558, 27 January 2007
はStroke特集号のようです。またprint版は届いていないですが、online版では見ることができます。詳細は次回。

Cerebral Concussion2007/01/16 08:25:48

Concussion
NEJM 356:166-172,2007
Ropper AH et al, Clinical practiceシリーズのpopularな症状に関する詳細な考察です。

脳振盪についてあらかた学習がすんでいるので、目新しい記事があるかみていますが、これはsummary的な要約と思われます。Figure 1の機序を示す頭の絵が有用かと思いました。

Primary CNS lymphoma2007/01/15 07:29:41

Nature Clinical Practice Neurology 3:24-35,2007
Hochberg FH et al.
Primary CNS lympphoma

最新の頭のlymphomaのreview. 去年ほとんどreviewしている(山形済生館医誌31:20-26,2006)ので、追加事項をcheckする。
本論文ではMLの腫瘍細胞発生機序について考察している。EB virus説について解説している。MLのMR画像を示すFigure1は必見。MRSの所見をみせている。high dose MTXとradiationで3年のprogression-free survicalと5年生存。high dose MTXでも3年で再発。再発しても50%はまた寛解へ(そんなもんだ)現在おこなわれているclinical trialはMTXと何かの組み合わせばかり。neurolymphomatosisについても引用。lymphomatosis cerebriは記載なし。

Clinical Neuroscienceの2007年1月号で、<画像で見る神経疾患>のところで、愛媛大学の方がlymphomatosis cerbriの写真を掲載。自験例の方が圧倒的にdemonstrable!

edaravone on ALS2006/12/08 15:16:36

Yoshino H, Kimura A : Investigation of the therapeutic effects of edaravone, a free radical scavenger, on amyotrophic lateral sclerosis( Phase II study ). Amyotrophic Lateral Sclerosis 2006;7:241-245 ラジカットがALSに有効であるという論文が初めて、のったようです。はやく保険適応となることを祈ります。 この論文について考察しているブログをみつけました。じつによく勉強しています。 http://blog.goo.ne.jp/pkcdelta/e/eaf16d6cdb47efd7fdbd3ba636ddae83

Ancrod2006/12/08 07:33:50

Neurobiological Technologies社が開発しているマムシ毒由来の脱フイブリノゲン(defibrinogenating)薬・Viprinex(Ancrod)は、急性虚血性脳卒中後3時間以内に投与すると良好な結果が得られることが確認されています---- The Lancet 2006; 368:1871-1878 Intravenous ancrod for acute ischaemic stroke in the European Stroke Treatment with Ancrod Trial: a randomised controlled trial Michael G Hennerici MD, et al. 3時間を6時間以内にかえると、有効ではなかったというnegative study。 3時間以内有効のstudyは Sherman DG, Atkinson RP, Chippendale T, et al. Intravenous ancrod for treatment of acute ischemic stroke: the STAT study: a randomised controlled trial. Stroke Treatment with Ancrod Trial. JAMA 2000; 283: 2395-2403

Alzheimer2006/11/19 19:29:41

Reviews A Century of Alzheimer's Disease Michel Goedert and Maria Grazia Spillantini Science 3 November 2006: 777-781. 100 Years and Counting: Prospects for Defeating Alzheimer's Disease Erik D. Roberson and Lennart Mucke Science 3 November 2006: 781-784. またしてもAlzheimerのreview.これ読んでると今年終わりそう。この人がAlzheimerです。 Scienceの引用でDarwinのsiteは巨大だ。 darwin-online.org.uk/
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